皆さん、米国株式市場に投資されていますか?
年末年始というと、「タックスロスセリング」「1月効果」「デッドキャットバウン
ス」が話題にのぼりますね。
中上級者向けとされますが、今年はどうたったでしょうか。
【タックスロス・セリング】
含み損が出ている株式を売って実際に損を出し、所得税などの税金の支払いを少なくす
ることです。
毎年12月半ばにかけて、大きく損失を被っている銘柄を売却して、他の銘柄の値上がり
益や、所得にかかる税金を圧縮する動きが広まります。
対象になりやすいのは、過去1年にIPO(株式の新規公開)された小型株で、上場後まっ
たくいいとこなしでズルズル株価が下がった銘柄が
追い打ちをかけられるように12月に激しく売り叩かれることがあります。
⇒米国株式主要3指数が絶好調だった、キャピタルゲイン税の増税懸念から、加速され
る予測
【1月効果】
「1月効果」とは、1月に小型株が大型株より良いパフォーマンスを示す現象を指しま
す。
12月の税金を圧縮する目的の売りが一巡してしまえば、目先の売り物が全部出尽くし、
年明けには新規の投資資金が流入しやすいことから、その後は特に強気の材料が無くて
も株価がフラフラと上昇しやすくなります。
また、株式市場における1月のリターン(収益率)が他の月よりも高くなりやすい現象
として
明確な理論や根拠が無く、経験則として捉えられる「アノマリー」に分類されます。
⇒“リスクオン”に乗り切れていないので見込み薄
【デッドキャット・バウンス】
デッドキャット・バウンス(=死んだネコでも地面に叩きつけられると跳ね返り、生き
ているように見える事)
マーケットが大きく下げた後、一時的に起きる反発のこと。
『つかの間の反発』ですから、具体的には上昇するのは2~3日とされています。
思惑通りフラフラ上昇しないのなら、サッサと切ることが重要です。
対象になる企業は、いずれもこっぴどく売られただけの問題を抱えている企業ですから
「長居は無用」です。
⇒短期勝負のため集中力と観察力が必要とされます。
【私の思惑】
先日の記事、「ハイパーグロース銘柄、IPO銘柄の怖さ」でもご報告した通り、
【私の事例】IPO銘柄に触手を伸ばし、着々と買い進めていました。
直近高値から-61.2%、買付け開始時点の株価から-44.9%、という爆弾を抱えて涙目で
す。
この問題児を・・・
「何とかなるんじゃないか?」と淡い期待を抱きながらも、すでに1月12日です。
【1月効果】でも【デッドキャット・バウンス】でも、なんとかならんのか?と。
【結論】
教訓としては、「いくら5%といえども、半値になってしまえば迷うしモジモジしてし
まう。」
この場合、損したくないというよりは、自分の間違いを認めたくないという気持ちが強
いんですね。
「損きり」について、「規律を設定」して、しかるべきタイミングで実行していきま
す。