ハイパーグロース銘柄、IPO銘柄の怖さが発揮されていますね。
ハイパーグロース、IPOなどが厳しい局面に入っていくというのは事前に分かっていた
ことです。
キャシー・ウッド氏の「アーク・イノベーションETF」は不調につぐ不調にあえいで
いましたし兆候は存分にありましたよね。
また、最大の影響を受けるであろう、FOMC声明、メンバーの発言からの情報は充分に
対策を取れる期間がありました。
皆さんは、充分な対策をとることができましたか?
今回も、私の失敗談から初心者向けの教訓を導きだし、ご報告します。
【天国と地獄】
しばらくもてはやされ猫も杓子も「ハイパーグロース」「IPO」でした。
そして日本では「レバナス」の大ブーム。
一転、下落の一途。
「ハイパーグロースにあらずんば、人にあらず」みたいな圧がありましたよね。
そして、米国での空前のIPOブームです。
日本では、「レバナス」が大ブームです。
そして、世間のブームから距離を置いているはずなのに、どうしても「ポジポジ病」が
発症してしまうのも認めざるをえません。
【私の事例】
IPO銘柄に触手を伸ばし、着々と買い進めていました。
そして現在、直近高値から-61.2%、買付け開始時点の株価から-44.9%、という爆弾を
抱えて涙目です。
ただ、涙目にはなっていますが前回のようにパニック売り直前まではいっていないで
す。
【経験の蓄積】
私は2019年から株式投資を始めて、まずサテライトで高配当銘柄を物色しました。
連続増配の配当貴族銘柄をターゲットとして買い進めている最中の大暴落。
そして、実際に仕込んだ配当貴族4銘柄は1社減配・2社無配となりました。
さすがに4銘柄ともに株価は買付け水準を上回り、復配していますが配当水準は当初
比にはほど遠いです。
運用資産全体がとても小規模の状態だったのでダメージはたいしたこと無かったんです
が感情の動揺が止まりませんでした。
配当貴族って何なのか?、高配当戦略って何なのか?ということです。
「成長は乏しくても、安定した配当でキャッシュフローに貢献してくれる」
そういう期待が真逆に行くんですね。
こうした前回の教訓は、「規律を守る」でした。
それ以降に設定した規律は、シンプルな規律にしています。
「一銘柄で運用資産の5%は超えない。」
【成長点】
5%以内に留めています。
しかし同じ特徴の銘柄を複数保有になってしまっては意味がありません。
この5%という数字には深い意味合いはありません。
運用資産が大きくなってくれば、5%でも毎月の給与などからのキャッシュフローでは
カバーできません。
しかし、一定の規定をつくってしまわないと野放図になってしまうんです。
そこをコントロールできるのであれば「ポジポジ病」は発症しませんよね。
【注意点】
怖がって参加できないのはダメ、慣れてしまって怖さを感じなくなってもダメ
未知の世界への挑戦、下落局面のような不安定な状態を極度に怖がって参加しない、
早々に退場してしまっては機会を逃すことになります。
しかし、何度も何度も、失敗を重ねて、学び、工夫をすることは良いのですが、ただた
だ慣れて感度が鈍るのは最も避けたい状態です。
【結論】
「規律の大切さ」
やはり「規律の大切さ」に行き着きます。
自分の目的にあった「規律を設定」して、市場の動向や感情の起伏に惑わされず「規律
を守る」ということですね。
新年早々に良い経験、勉強をさせてもらっています。
「次は同じ手は喰らわないぞ!!!」という決意が固まりました。