人生100年時代の資産形成について考える

人生100年時代の資産形成について考える

「人生100年時代」のライフスタイルの可能性を追い求めています。

ポジティブな雰囲気の中でのネガティブな情報

f:id:sisan73:20211020184801p:plain

米国では複数の不安要素が解決している訳でもないのにも関わらず株式相場が堅調です

ね。内容としては、米国市場で複数業種の企業決算が好調だったのを追い風に株式相場

が上昇し、投資家心理が上向いたからです。

それにつれて、東京株式相場も続伸となっています。

一方で、グローバル展開している世界有数の企業から厳しい見通しが出ています。

 


ダノン、エリクソンが供給問題を警戒-「リスクはしばらく続く」

www.bloomberg.co.jp

世界最大のヨーグルトメーカー、仏ダノンは牛乳や包装、輸送コストのインフレが来年悪化する恐れがあると予測し、幅広い製品を対象にした小売価格の値上げといっそうのコスト削減を模索する意向を示した。

 


ユルゲン・エッサー最高財務責任者(CFO)は19日、記者団との電話会見で、
来年上期の同社のコスト上昇率は7%、下期には9%に加速するとの見通しを示し、
「一段のサプライチェーン障害や問題に備える必要がある」と述べた。

 

大手通信機器メーカー、スウェーデンエリクソンサプライチェーンの問題に警戒感を示した。

 

エリクソンは4-6月までは自社のサプライチェーンへの投資が奏功し、供給障害の問題を回避できていると表明していた。
だが、7-9月は「サプライチェーンの障害によって売上高がある程度打撃を受け、このリスクはしばらく続くだろう」と説明。
カール・メランダーCFOは「全般的には前向きな方向だと思うが、第4四半期は問題のリスクがまだ依然として残っている」と述べた。

 

 


自分にとって心地よい情報にだけ反応することなく、フラットな状態で情報収集したい

ですね。

自分自身のポジションの取り方、考え抜いた挙句の発想を、0にして情報を検討するの

は、しんどいですね。

それでも、そうあるべきです。

自分が市場に与える影響は軽微も軽微、無に等しく、市場が自分に与える影響はとてつ

もなく甚大です。

とくに、今のように先行き不透明、不安定、どちらに転んでもおかしくない状況ではな

おさらです。

あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!

 

死生観と資産形成

f:id:sisan73:20211019184836p:plain

新型コロナウィルスの感染も収まりつつあり,緊急事態宣言も解除されたことで、少しず

つ活発さが戻ってきているようで喜ばしいことです。

一方で、死生観と向き合う機会になった、人生観が影響を受けたという方もいらっしゃ

ると思います。

そうなると、当然ながら資産形成にも何かしらの影響がありますよね。

そのあたりを考えてみます。

 


死生観とは、文字通り「生と死に対する考え方」のことです。

中高年になり同世代の人の病気や死を経験すると、誰しも生と死について自然と考える

ものです。

今回の新型コロナウィルスの感染拡大が、生と死について考えるきっかけになった人も

多いようです。

死を身近に感じることで命の尊さを感じ、これからの人生やその先にある最期の瞬間に

思い至るものです。

漠然とでも生と死を考えることは、今後の人生の生き方を見直すきっかけにもなりま

す。

元気なうちに死に関して考えると、長期的な視点から、今やるべきこと、やりたいこと

が明確になっていきます。

また死への備えをしておけば、不安要素が減ります。

そして、現在の価値観の再確認と目的までのギャップから目標を見直すことで日々の活

動も有意義なものになります。


余命宣告を受けた人の物語は本でも映画でも注目されます。

余命宣告を受けたつもりで家族に手紙を書くという手法も流行しました。

シニア世代の方は終活が定着してきました。


「やり残したまま死んだら後悔しそうなこと」や「今後の人生で実現させたいこと」な

ども人それぞれですね。

「人生において、今日が一番、若い日」という表現はとても良いです。先延ばしにせず

実行するということですね。

別の観点としては、常に身の回りをきれいに整理整頓している方は「何かあった時に見

られても良いように」と言います。

かといって、整理整頓が苦手な人が死生観をもたない人ということではありません。

どこに価値観を置くかの違いですね。

資産についても、子や孫に少しでも遺したい、ぜんぶ使い切る、分かれます

どちらも素晴らしいですよ。正解はないんですから。

いずれにせよ死生観と向き合う機会をもてれば資産形成の手法にもブレが減ります。

 

 

私の意見

 

コロナでの行動制限は、病気やケガでの行動制限を仮体験するような機会にもなりまし

た。

また、大切な人の最後の瞬間に立ち会えなかった方も多くいらっしゃいました。

少なからず、死生観に影響を与えられたのではないでしょうか。

それは資産形成にも影響を与えますね。

私はコア戦略部分への回帰を重点的に取り組みます。

有限の時間を意識して大切に過ごしましょう。

 

【要注意】自動リボ払い設定

f:id:sisan73:20211015202432p:plain

リボ払いってよく見かけるけど何なのかわからないと悩んでいませんか?

今回ご紹介する『リボ払いとの付き合い方』を読むと、誰でも適切な支払い方法を選択

することができます。

この記事では、リボ払いの仕組みと注意点についてご紹介します。

今後はクレジットカードの支払い方法で悩むことは一切なく家計管理をすることができ

ます。

 


クレジットカードでの支払いはとてもスマートで便利ですね。

反面、支払い方法や回数で手数料は違い総支払額は変わってきます。

今回、気になったのは「自動リボ払い」という設定です。

クレジットカードを新たに作成する時に申請画面でほぼデフォルト設定のような表示に

なっています。

そこで「自動リボ払い」の前に「リボ払い」からおさらいしてみます。

 


リボ払いとは

 

リボ払いとは、カードの支払い方法の名称で、利用金額や回数に関わらず、あらかじめ

決めた一定額で毎月支払いをすることです。

月々の支払いを一定にできるので、家計の管理などに役立ちます。

カードの利用額が支払残高に組み込まれ、毎月手数料が生じる仕組みです。

端的に言うと

リボ払いは、月々の支払いを一定額に抑えることができる一方、支払いが長期化し手数

料がかさむことがある支払い方法です。

リボ払いの一般的な手数料は実質年率:15%です。

 


自動リボ払い

 

自動リボ払いの特徴としては、その名前の通り

一度登録すれば、毎回リボ払いに変更する必要がなくなります。

毎月のお支払い元金がほぼ一定  

お店やネットショッピング等で「翌月1回払い」と指定したショッピングご利用分が自

動的にリボ払いになるサービスです。

というふうに、自動的にリボ払いになるということです。


説明は最後まで確認しましょう

リボ専用カードや自動リボ設定の説明では、年会費優遇やポイント付与など申込みの特

典が強調され、消費者の目がこれらの有利な点に向きがちです。

規約や表示など説明は最後までよく確認しまた、カード会社によっては自動リボ設定な

どを愛称で記載していることがあります


利用明細は必ず確認しましょう

カードの利用明細をきっかけに、心あたりのない手数料などに気づき、後日、リボ払い

と判明したケースがあります。

利用明細は毎月必ず内容を確認し、不明点についてはカード会社に問い合わせましょ

う。

 

 

私の意見

 

人それぞれ、いろいろな事情を抱えて生活しています。

そのすべてに通用する絶対的な正解はないとおもいます。

十人いれば十通りの正解があるのでしょう。

しかしながら、知らない・勘違いで、みすみす余分なお金を支払うのは避けたいです。

家計管理をするのに、支出が固定化されて見通しやすいのは有利なことです。

ただ、そのために15%もの手数料を払うというのは「あり得ない」ことです。

ましてや買い物をする度に、自動的に残高に組み込まれて、15%の対象が増えていくの

です。

優遇やポイント付与と比較して、本当にお得なのか計算するべきです。

とてもじゃないけれど、「上手く使えばお得」「管理しやすくて便利」なものではあり

ません。

そういったことを、しっかり理解した上で、それでも使わないといけない状況であれば

仕方ないと思います。

あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!

【家計の見直し】 いる保険いらない保険

f:id:sisan73:20211016194008p:plain

保険の見直しが、進まずに悩んでいませんか?

この記事で紹介する『保険の見直し方』を実践すると、簡単に見直すことができます。

なぜなら、私も実際に見直して、家計改善したからです。

今後は保険の見直しで悩むことなく、家計改善しましょう。

 


まず、保険の目的と加入している保険の保障内容を確認しましょう。

 

本質的な保険の考え方としては

発生する確率は低いが、発生してしまった場合、自力ですべての保障を準備するのは難

しい出来事に対して、必要な保障をすぐに準備できる点にあります。

 

そうすると、結論としては

車を運転するならば「自動車保険

家を持っていれば「火災保険」「地震保険」が必要ですね。

 

一方で、常に必要VS不要論争が巻き起こっている

「生命保険」「医療保険」「貯蓄型保険」はケースバイケースです。

 

 

現状に合わない保障内容、重複している保険をチェックします。

 

過剰な保障、重複した保障になるのは、こういうことです。

結婚当初に、自分が万が一の配偶者の生活を考えて、厚めの死亡保障を確保する。

子供が誕生した時に、自分が万が一の場合と考えて、さらに厚めの死亡保障を確保す

る。

その後、医療保険、学資保険にも加入するなどして重複していきます。

つまり家族構成が変わる時に、念のため保障を厚くするということを重ねていくのです

ね。

しかし、必要保障額は最後の子供が誕生した時がピークです。

子供の成長に応じて必要保障額は減額しているはずです。

ところが、加算はしていくけど、適正水準にまで減額はしないんですね。

 

必要保障額

A もしものときに必要な額(遺族の生活費、教育資金、葬式費用など)

B 公的保険から受け取れる額(遺族年金など)

C 貯蓄や金融資産

A-(B+C)=必要額

 


医療保険については、新しい商品が次々に登場し、過去に加入したものでは現在の医療

状況にあっていないことが多いです。

また、保険料も過去に加入したものでは高いことが多いです。

さらに意外に考慮されていないのが

①高額療養費制度があるため、平均的な所得の世帯では10万円未満の負担でおさまる。

②入院日数は短期化の傾向になっている。

という2点です。

つまり、ある程度の非常用資金があれば充分に対応可能なんですね。

ただし、収支がギリギリで非常用資金が準備できていない、できそうにもない場合は、

掛け捨ての医療保険を検討してみましょう。


貯蓄型保険については、考え方を整理して、「資産形成と保障は別物」と捉えることが

良いと思います。

「一石二鳥」のようなイメージがありますが、どちらかというと「二兎追うもの一兎も

得ず」に近いのではないでしょうか。

資産形成としてはリターンが悪く、保障としては重複が避けられないというところなん

ですね。

 

始めて間もない頃に、もしものことがあったとき、投資信託はそこで積み立てがストッ

プして終わりですが、保険はまとまった死亡保険金を受け取れます。

この考え方で揺らぐと思うのですが、こここそが重複しているんです。


ただし、いろんな保険に加入するというのは、今までの日本での慣習のようになってい

るので、急激に変えていくのは心配かもしれません。

一気に保障を減らして不安が募り、精神的な負担にならないようにしましょう。

 

私の意見

 

掛け捨て保険料を「ムダなお金を払った」と感じる方もいれば、必要保障額をはるかに

上回る保険に複数加入して安心する方もいます。

どちらが正しくてどちらかが間違っている訳ではありません。最終的には本人が納得し

て安心して生活できればそれが一番です。

ただ、知らないが故の判断間違いは避けたいですね。

保険も上手く使って資産形成に役立てれば良いのです。

 

昔、外資系の保険会社の支社長からお誘いを頂いていたことがありました。

都心の一等地の高層ビルの支社長室で「都心の一等地のビルはほとんど保険会社のビル

だね。それだけ儲かるんだよ、保険会社は。」

と言われたのを、今でも思い出します。

 

あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!

 

ネガティブな情報とポートフォリオ

f:id:sisan73:20211015190231p:plain

相場が不安定になってくるとポートフォリオが乱れてしまって悩んでいませんか?

この記事で紹介する『情報との接し方』を実践すると、少し落ち着くことができます。

なぜなら、私も毎日悩んでいますが実際に実践して、ポートフォリオの乱れがなくなっ

たからです。

今後も悩み続けるとは思いますが乱れることは一切なく、資産形成に取り組みましょ

う。

 


身近に迫る半導体不足

 

先日、知人と話していると「急に寒くなったから湯船につかりたいけど給湯器が壊れて

るんだよね」とのこと。

「ふむふむ。種類で悩んでるの?」「いや、半導体不足で給湯器がないってさ。11月か

12月になるって」

知人の生活の不便さに同情しつつも、私たちの実生活に影響が出始めていることを実感

しました。

そしてニュースで見た、聞いた情報が身近でおこったことで、少し現実的に不安を感じ

ます。


壊れた給湯器が交換できない…私たち生活にも忍び寄る半導体不足の余波 背景には米中対立やコロナ禍も

news.yahoo.co.jp

 

記事後半で触れられている半導体にまつわる政治的な部分も大切ですね。

国家安全保障のカードになり得る、それだけ重要なものであるということです。

 

そして、この記事です。

これはインパクト強かったですね。

アップルは「iPhone13」生産目標下げ方向、半導体不足で-関係者

www.bloomberg.co.jp

アップルは半導体購入で世界屈指の存在だが、その強力な購買力をもってしても、
世界中の産業に大打撃をもたらしている供給混乱問題で例外ではない。
大手半導体メーカーは需給逼迫(ひっぱく)が来年末まで、場合によってはそれ以降も継続すると警告している。

 

そして、アップル株はこの報道を受けて、12日の時間外取引で一時1.6%下落しているん

です。

自動車業界、エレクトロニクス業界の苦悩が話題になって久しいですが

とうとう世界屈指の購買力をもつ企業が影響を受け始めているんです。

ということは、他の企業は考えるまでも無く影響を受け、業績が悪化し、株価は下落す

ることが予想できます。

米国長期金利の上昇、ボトルネックによるインフレ、そこに業績の悪化、見通しの下方

修正が続くとすると

調整局面どころか、ここまでの逆回転がおこっても不思議ではないと考えるようになり

ますよね。

そこにもってきて、冒頭の半導体不足による給湯器の逼迫が身近で話題になっているん

です。

これは「靴磨きの少年」の逆じゃないだろうか?とさらにマイナスの発想は増幅されま

す。

そこで、著名投資家の発信を受けて、中途半端な形で飛びついてポートフォリオが乱れ

る。

 

私の意見

 

私たち生活者としての個人投資家が、こういう投資マインドのときに下す判断が良いは

ずがありません。

焦って兎にも角にも売却しまくったり、何故かレバレッジをかけて勝負に出てみたりは

無しにしましょう。

不安になって、もしくは興奮状態になって、いろいろな情報に飛びついてしまって

本来のポートフォリオを崩さないようにしましょう。

こういう時にすることは3つです。

①資産形成をしている理由を思い返す。

②投資シナリオがブレていないか見直す。

③俯瞰的にネガティブな情報を観察する。

あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!

 

 【基本用語解説】次なる脅威?スタグフレーションについて

f:id:sisan73:20211013184457p:plain

ニュースを見ていて、意味の分からない用語だったり、知らない出来事がでてきて解説

なく進んでいくことがありますよね。

そのまま、なんとなく理解したような感じで終わる。次回、また「ん?」となりながら

終わる。これを何回か繰り返すと恐ろしいこと

に、「知っていること」にしてしまうんです。そうならないために、用語、出来事をピ

ックアップして解説していきます。

 


鳴り響くスタグフレーション警報、市場の関心はCPIと決算発表に

www.bloomberg.co.jp

 

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツのグレッグ・ジェンセン共同最高投資責任者(CIO)は、成長を妨げる物価の上昇が「真のリスク」であり、多くのポートフォリオが著しく影響を受けると述べた。
ドイツ銀行がマーケットの専門家を対象に実施した調査では、ある種のスタグフレーションに陥る可能性の方が高いというのが「かなり強いコンセンサス」だった。ゴールドマン・サックス・グループは投資家に押し目買いを勧めているが、ストラテジストによると、顧客との会話の中で最も多かった話題は「スタグフレーション」だったという

 

 

 

スタグフレーション

景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション

(Iinflation)」を組み合わせた合成語です。

景気が後退していく中でインフレーションが同時進行する現象のことをいいます。

景気の停滞は、需要が落ち込みデフレ(物価下落)要因となりますが、

原材料や素材関連の価格上昇などによって不景気の中でも物価が上昇することがありま

す。これが、スタグフレーションです。

景気後退で賃金が上がらず物価が上昇する状況は、生活者にとって極めて厳しい経済状

況となります。

 

成長を妨げる物価の上昇が「真のリスク」と主張されています。

これこそスタグフレーションの定義にある『原材料や素材関連の価格上昇などによって

不景気の中でも物価が上昇すること』という状態を招くとして「真のリスク」と捉えて

いるのですね。


こうした議論の是非はともかく、エネルギー価格が数年来の高水準になっていることや、根強い供給不足が世界的にサプライチェーンを圧迫していることについては警鐘が鳴らされている。こうした要因が物価圧力を高め、債券利回りを上昇させている半面、経済成長が減速しつつある中で米連邦準備制度など世界の主要中銀は景気刺激策の巻き戻しを検討している。


「エネルギー価格が数年来の高水準」であること「根強い供給不足が世界的にサプライ

チェーンを圧迫」していることが「物価圧力を高め、債券利回りを上昇させている」と

いう状態です。

エコノミストは21,22年の米国の経済成長率見通しを引下げ、IMFは世界の成長見通しを

下方修正しています。

まさに『原材料や素材関連の価格上昇などによって不景気の中でも物価が上昇するこ

と』になってきています。


S&P500種株価指数は過去最高値を約4%下回る水準にとどまっており、株式投資家は今のところ落ち着きを保っているように見える。
しかし、7-9月(第3四半期)の決算発表シーズンが始まり、経営陣がサプライチェーン問題やコスト上昇を話題にするようになれば、そうしたムードが一変する可能性があるとミラー・タバクのマット・メイリー氏はみている。


いわゆる、金融相場から業績相場への過渡期に、企業の決算発表は重要で、経営者のコ

メントに注目しているということです。

割高だった株価指標も企業業績の回復によって割高感が薄れていくことが実現できるか

どうかのジャッジです。

コロナウィルスによるパンデミックは、私たちの日常を変え、経済のセオリーを揺さぶ

りました。

世界各国の金融政策によって、経済的な混乱は避けられましたが、どう着地するのかは

予断を許しません。

9月2週目以降の市場の不安定さが、それを表しています。

私たち個人投資家もしっかり注視して落ち着いて行動しましょう。

 

不安定な局面に立ち向かう心構え

f:id:sisan73:20211012202539p:plain

「大きく力強かった上昇相場はもう終わりなんだな」というのは誰もが感じているとこ

ろでしょう。

これから迎える不安定な局面にどう対応すべきなのか?悩んでる方も多いと思います。

少なくても極端な行動で大崩れしない方法を考えてみました。

 


不安定な局面に立ち向かう心構え

 

結論から言います。

基本に立ち返って、自分が一番納得できる一番強い資産をメインにコツコツ積み上げる

のみです。

株式市場が急落したり調整局面に入ると、気付かない間に興奮状態になってブレた発

想・行動をしてしまいます。

大きく局面の変化がおこる前の不安定な時期には投資戦略・ポートフォリオを考えるき

っかけにしましょう。

そして枝葉末節の方法論に目を奪われず、本丸に集中しましょう。

 


現状の再点検

 

YouTubeやブログでは、著名な方々がさまざまな投資戦略・ポートフォリオを強く押し

出しています。

そうすると、どうしても影響されて「これが正解なのか?」と思ってしまいがちです。

しかし、ほとんどの資産は失敗できない大事なお金ですから、何より自分の納得を重視

すべきです。

落ち着いて、落ち着いて、深呼吸して、もう一度、じっくり自分と向き合って考えまし

ょう。


コロナ渦で、世界各国の金融は大幅に緩和され資産価格は上昇を続けてきました。

そして、現在、米国の金融政策では11月には金融緩和の縮小(テーパリング)が始ま

り、来年(2022年)には政策金利の引き上げが実施されると言われています。

その他の主要国についても、同様に金融引き締めに動いています。

 

私はコロナショックの前年から始めた個別株式、ETFについては

当初のもくろみは大きく、大きく外れているのですが資産はしっかり増えています。

チャートを見ても、資産損益を見ても、勘違いしそうになります。

わずか1年前のあの恐怖を忘れているんですね。

そんな自分が本当に怖いです。

自分の目利きが優れていた訳ではありません、むしろ、思惑は外れっぱなしです。

配当戦略で高配当狙いが配当は戻らず、株価が大幅に上昇しているといったように。

それでも、資産全体では大きく資産が増加してしまうのは、世界的な金融緩和の賜物で

す。

 

 

今後の心構え

 

大部分の投資家は、瞬間的な、短期的な大幅な下落には、対応できるかもしれません。

急激な下落と急激な回復をコロナショックで体験しているからです。

しかし、それが長引いたらどうでしょうか?先が見えない長期に渡るジワジワ下落は辛

いです。

さらに言えば、2008年のリーマン・ショック級の約50%の下落『暴落』に万一見舞わ

れ、それが長引いたら?

そういった最悪のシナリオを検討しても良いと思います。

 

私の意見

 

そういう時に拠り所になるのは、自分が信じられるシナリオ、対象ですよね。

間違っても著名投資家が強く押し出していた、今一つ理解できていない投資手法ではな

いはずです。

私がいちばん納得できるシナリオは「何も足さず、何も引かない」全世界株式インデッ

クスです。

現行の経済システムは今後も維持され、世界経済は成長を続けるというシナリオです。

あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!