人生100年時代の資産形成について考える

人生100年時代の資産形成について考える

「人生100年時代」のライフスタイルの可能性を追い求めています。

【家計の見直し】 いる保険いらない保険

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保険の見直しが、進まずに悩んでいませんか?

この記事で紹介する『保険の見直し方』を実践すると、簡単に見直すことができます。

なぜなら、私も実際に見直して、家計改善したからです。

今後は保険の見直しで悩むことなく、家計改善しましょう。

 


まず、保険の目的と加入している保険の保障内容を確認しましょう。

 

本質的な保険の考え方としては

発生する確率は低いが、発生してしまった場合、自力ですべての保障を準備するのは難

しい出来事に対して、必要な保障をすぐに準備できる点にあります。

 

そうすると、結論としては

車を運転するならば「自動車保険

家を持っていれば「火災保険」「地震保険」が必要ですね。

 

一方で、常に必要VS不要論争が巻き起こっている

「生命保険」「医療保険」「貯蓄型保険」はケースバイケースです。

 

 

現状に合わない保障内容、重複している保険をチェックします。

 

過剰な保障、重複した保障になるのは、こういうことです。

結婚当初に、自分が万が一の配偶者の生活を考えて、厚めの死亡保障を確保する。

子供が誕生した時に、自分が万が一の場合と考えて、さらに厚めの死亡保障を確保す

る。

その後、医療保険、学資保険にも加入するなどして重複していきます。

つまり家族構成が変わる時に、念のため保障を厚くするということを重ねていくのです

ね。

しかし、必要保障額は最後の子供が誕生した時がピークです。

子供の成長に応じて必要保障額は減額しているはずです。

ところが、加算はしていくけど、適正水準にまで減額はしないんですね。

 

必要保障額

A もしものときに必要な額(遺族の生活費、教育資金、葬式費用など)

B 公的保険から受け取れる額(遺族年金など)

C 貯蓄や金融資産

A-(B+C)=必要額

 


医療保険については、新しい商品が次々に登場し、過去に加入したものでは現在の医療

状況にあっていないことが多いです。

また、保険料も過去に加入したものでは高いことが多いです。

さらに意外に考慮されていないのが

①高額療養費制度があるため、平均的な所得の世帯では10万円未満の負担でおさまる。

②入院日数は短期化の傾向になっている。

という2点です。

つまり、ある程度の非常用資金があれば充分に対応可能なんですね。

ただし、収支がギリギリで非常用資金が準備できていない、できそうにもない場合は、

掛け捨ての医療保険を検討してみましょう。


貯蓄型保険については、考え方を整理して、「資産形成と保障は別物」と捉えることが

良いと思います。

「一石二鳥」のようなイメージがありますが、どちらかというと「二兎追うもの一兎も

得ず」に近いのではないでしょうか。

資産形成としてはリターンが悪く、保障としては重複が避けられないというところなん

ですね。

 

始めて間もない頃に、もしものことがあったとき、投資信託はそこで積み立てがストッ

プして終わりですが、保険はまとまった死亡保険金を受け取れます。

この考え方で揺らぐと思うのですが、こここそが重複しているんです。


ただし、いろんな保険に加入するというのは、今までの日本での慣習のようになってい

るので、急激に変えていくのは心配かもしれません。

一気に保障を減らして不安が募り、精神的な負担にならないようにしましょう。

 

私の意見

 

掛け捨て保険料を「ムダなお金を払った」と感じる方もいれば、必要保障額をはるかに

上回る保険に複数加入して安心する方もいます。

どちらが正しくてどちらかが間違っている訳ではありません。最終的には本人が納得し

て安心して生活できればそれが一番です。

ただ、知らないが故の判断間違いは避けたいですね。

保険も上手く使って資産形成に役立てれば良いのです。

 

昔、外資系の保険会社の支社長からお誘いを頂いていたことがありました。

都心の一等地の高層ビルの支社長室で「都心の一等地のビルはほとんど保険会社のビル

だね。それだけ儲かるんだよ、保険会社は。」

と言われたのを、今でも思い出します。

 

あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!