人生100年時代の資産形成について考える

人生100年時代の資産形成について考える

「人生100年時代」のライフスタイルの可能性を追い求めています。

【目から鱗】住宅論争の新たな視点

「総コストで考えれば・・・」、「ライフスタイルの実現や自由度では・・・」など終

わりなき論争が繰り広げられるテーマです。

「住宅の購入」は人生の3大支出とも言われ、悩みに悩んでいる方も多くいらっしゃい

ます。

そういった土台をぶち破る情報を目の当たりにしたのでご報告です。

客観的なデータやトレンドはなく、あくまでも私の体験(n=1)ですので軽く参考程度

にして下さい。

 

目から鱗のきっかけ

不動産会社に自宅の査定を依頼したところ、驚きの返答。

10年前に私が購入した価格よりも15%も高い価格の提示だったのです。

土地・建物についての査定根拠を詳細に読み込んだわけではないですが端的に言えばご

担当者様いわく人気のエリアで条件も良好であるとのこと。

もちろん、物件確保のために下駄をはかせた査定価格であるという部分もあるかもしれ

ません。

しかし、まったく想定にない結果に驚き、グラグラしています。

この場合、ライフプランの方向性が変わり選択肢が増えるのですね。

少しだけ簡単に振り返ってみます。

 

決め手は何か?

住宅については、それぞれの生き方によって様々な選択をされるものですが

私の場合、「子供たちの成長する環境」を最優先に考えました。

とはいっても、地方の政令指定都市の郊外に位置する地域ですから、リセールバリュー

という発想は一切ありませんでした。

祖父母・父母との同居も控えていたので尚更です。子供も年寄りも健やかに暮らせれば

良いと。

つまり、住宅の購入に「資産価値」は求めていなかったのです。

完全に「大きめの消費」として割り切っていて、どちらかというと「子供達への教育

費」に近い捉え方でした。

たまたま、総合的に考えて丁度良い物件が丁度良いタイミングで見つけられたので即決

しました。

 

実際、現実的にはどうか?

人生は考えが及ばなかったり、予測できなかったり、対応できなかったり状況は大きく

変わるものです。

私の場合も例外ではなく、当初の目論見は完全に外れ無残な、あまりにも惨い状態で

す。

こうなってくると、全部が逆になってきます。

考えてみれば30年という長期間を自分も周囲も含めて、想定通りに進んでいくわけない

ですからね。

そういうことで住宅については、とにかく頭の痛い、悩ましい課題としてドドンとそび

え立っているのです。

 

新たな視点

とはいっても、大切な子供達はドシドシ成長しますし、より状況は複雑になるばかり。

悩んでいても仕方ないので資産の再構築に動き出しているのです。

ひとつのパターンとして、自宅を売却したらどうなるか?

「住宅ローンの残債を吸収して耐えきれるか、どのタイミングが良いか」が検討した

かったのです。

そこで、査定依頼した結果が「購入した価格よりも15%も高い価格の提示」だったので

す。

衝撃でしたね

「ほうほうほうほう。」しか言葉がでてこず思考は停止です。

「リスクというのは下振れだけではない」ということです。

「想定していないことは起こる」ということです。

資産形成に取り組んでいて、つくづく実感されているでしょうけれども、何が起こるか

分からない「持ち家」か「賃貸」かどちらかではないということです。

人生100年時代においては、どちらも複数回体験することがありそうです。