皆さん、資産形成をしていくなかでそれぞれのゴールを目指しますよね。
その目的、中心にある「想い」は何でしょうか?
今回ご紹介する『華麗なるギャツビー』は富を手に入れる強く美しく儚い物語です。
「富とは何か」「想いとは何か」を考えさせられる作品です。
折に触れて何度も見返したいと思う作品です。
皆さんにも、ぜひ一度ごらん頂きたい映画です。
※内容に触れています!「ネタバレ注意」です!!
こちらから、AmazonPrime Videoで事前にご覧下さい。
【あらすじ】
1920年代初頭、かつてない好景気に沸くアメリカが舞台です。
この映画において語り部である、ニック・キャラウェイが引っ越した隣の邸宅の持ち主
ジェイ・ギャツビー毎週、週末になると盛大なパーティを開いています。
パーティに来ている誰もがギャツビーの顔を見たことがありませんでしたが、ギャツ
ビーはニックには招待状を送り、直接会い、二人は色々な話をして仲良くなります。
謎に包まれたジェイ・ギャツビーの正体は?目的は何なのでしょうか?
【主要登場人物】
ニック・キャラウェイ
ギャツビー邸の隣に越して来た純朴で繊細な青年。デイジーの親戚。
ジェイ・ギャツビー
謎の大富豪。誰も正体、経歴を知らない。
デイジー・ブキャナン
鉄道王トムの妻。夫の不倫に悩み、不満を募らせている。
トム・ブキャナン
【みどころ】
デイジーが産まれた娘に対して女は綺麗でバカに育てと思ったと告白するシーン
華麗な社交界にあって男性の意中で生きていかねばならない女性の悩ましさを言い表しています。
また誰しもが悩む、「知れば知るほど苦しくなる。」「気付かなかったら幸せなのにな。」という気持ち。
ギャツビー邸で毎週、週末に開かれる華麗で煌びやか絢爛豪華なパーティのシーン
目的は不明だけれども人々を惹きつけてやまないパーティーの様子は圧巻です。
しかし、すべてはデイジーへの想い。
豪華であればあるほど想いの強さに圧倒されます。
パーティーに夫婦で招待されデイジーとギャッツビーが密会するシーン
豊かながらも我慢を強いられる生活に不満を持ち、逃亡を希望するデイジー。
「愛はなかった」と言わせることに執拗にこだわるギャッツビー。
プラザホテルでのトムとギャッツビーの対決後、デイジーとギャッツビーが帰宅するシーン
「灰の谷」で暮らし、カーガレージを経営しているジョージとマートルの夫妻
妻の不倫に気付き険悪な関係のなか、妻はデイジーの運転する車に轢かれ死亡する。
・妻は車を見てトムに助けを求め轢かれる
・夫は轢かれた妻のためギャッツビーを撃ち、自らも銃で自殺する。
ここでも妻と夫の視点の違い、想いのすれ違いが切ないです。
「皆クズばかりだ。君だけが価値がある。」
富を持ち、野心的で精力的で、美しい妻と愛人を持つトム。
夫の不倫に悩みつつ、豊かな生活を手放せず、富を築いたギャツビーに再び惹かれてい
くデイジー。
欲にまみれた人間の中で、すべてを愛する女性を取り戻すために捧げる友人へ心からの
想いが強烈です。
【感想】
誰が正しく誰が間違えているというような単純な話ではなく、ギャッツビーの想いの強
さに圧倒されました。
膨大な時間と労力を使い、「あの頃の愛」にこだわり、すべてを捧げた純粋さ。
ともすれば、効率・スマートさが重視される現代において、素敵だなと感動しました。
『「富」を「想い」のために手に入れ躊躇なく捧げる』
心に沁みました。