皆さん、資産形成と資産運用の違いを意識していますか。
乱高下する相場ではいろいろな迷いが出てきますよね。
こんな時こそ基本を見直しましょう。
【資産形成と資産運用】
資産形成と資産運用の違いは何でしょうか。
一般的な考え方としては、
資産形成は収入から余剰資金を生み出してお金を貯めたり運用することで資産を形成していくこと。
資産運用は、形成した資産を株式や不動産など様々な投資方法で効率的に増やすこと。
資産形成にも資産運用にもお互いに出現する入れ子構造にも見えてくるので混乱しがちです。
整理すると資産形成の一手段として資産運用をとらえる見方と、段階の違いとしてとらえる見方があるということです。
資産形成の一手段として資産運用をとらえる場合、「資産形成において資産運用は補助ツールである」といえます。
有効かつ大本命でありますが「補助ツール」でしかないのです。資産形成期においては。
【ごっちゃにすると危険】
さて、では資産形成と資産運用を明確にわけないと何が問題なのでしょうか?
ずばり「方針の決定、戦略の選択にミスが出てくる」ことが問題です。
具体的には、
「補助ツール」のはずの資産運用にクローズアップしすぎて本丸の余剰資金づくりが疎かになる。
資産形成期なのに資産運用期の戦略をとってしまう。
こういった、方針・戦略のミスはとても危険です。資産形成期においては。
【資産形成の心得】
資産形成の王道を歩むのであれば
資産形成の柱は収入、正確に言うと「収入から支出を引いた余剰資金の積み上がり」に置くべきです。
資産運用はその積み上がりを早め、強化する補助ツールです。
厳しい状況でこそ基本を見直しましょう。