人生100年時代の資産形成について考える

人生100年時代の資産形成について考える

「人生100年時代」のライフスタイルの可能性を追い求めています。

資産形成において「記録」の大切さ

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皆さん、資産形成にまつわる「記録」をとっていますか?    

保有銘柄のトータルリターン推移や主要指標などがよく見聞きするところです。    

また、投資方針や規律の大切さを認識し記録されている方も多いようです。    

最近、記憶の曖昧さから「記録の大切さ」を再認識する出来事がありましたので    

ご報告します。    
    

    
    
【人の記憶の曖昧さ】    

 

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心理学で、事後情報効果(post-event information effect)と呼ばれる研究があります。    
「事後情報効果」は後から与えられた情報による記憶の変化のことです。    

記憶は後から与えられた情報とつじつまが合うように変化するというものなのです。    

これは、誰もが思い当たる節がありますよね?    

自分で気付く場合もあれば、誰かとの会話で気付く場合もありますが愕然とします。    

映画なんかでもモチーフにした作品をよくみかけますね。    

大袈裟ですが、自我崩壊しそうになります。自分が信じられなくなる感覚です。    
    

    
【私の事例1】  

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 先日、2年前にお会いしたことのある女性と再会しました。    

当時は2時間ほどの時間で打ち合わせを行ったのですが、合間の雑談でお互いのプロ

フィールのような話もしました。    

とても優秀な方でしたので、また機会があればご一緒したいなという感想が残っていま

した。    

ずいぶんと間が空きましたが再会することになり当時の記憶を振返っていました。    

印象では「すこし控えめな姿勢」「やわらかい話し方」「人懐っこい」というイメージ

でした。    

再会すると「豪放磊落」「テンポよく強めの話し方」「サバサバ」でした。    

「あれ?別の人かな?」と戸惑ったほどです。    

ここまで極端な記憶違いは初めてでしたが「記憶なんてアテにならないな」と衝撃をう

けました。    

    
    
【私の事例2】    

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これは、よくある話かもしれません。    

年末年始は、アマゾンプライムで映画鑑賞をたっぷりしていました。    

なかには昔に鑑賞して感動したり、面白かった映画もあるんですが、「ん?」となるこ

とが多かったです。    

2回目、3回目の鑑賞だから、インパクトが弱まっているというだけでなく、「あれ?こ

んな感じ?」となりました。    

    
    
【私の事例3】    

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きわめつけは「1丁目1番地」の資産形成についてです。    

「2021年投資方針」を読み返しながら、どこまでできたのか、どこを改善するべきかを

検討していました。    

「資金計画」「買い増し・損きり」について、年頭の方針からはずいぶん離れてしまっ

ていました。    

それは、1年間の学び・経験から、自分が成長したからではないのです。    

もっと根幹的な部分の記憶違いでした。    

幸い、相場環境もよく、大怪我をするほどの運用資産規模でもないのですが、ビックリ

しました。    
    

    

【記憶と感情とコンディション】    

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さすがに3回立て続けに記憶の曖昧さに直面すると考えを改めないといけません。    

資産形成は人生において、とてもとても大切な取り組みです。    

この取り組みは長期にわたり失敗しない手法を決定することが重要です。    

その決定には、外部環境・外部要因が大きく影響しているということを自覚するべきな

んですね。    

外部環境・外部要因は精神的・身体的コンディション・感情に大きく影響を与えます。    
そして感情とコンディションの乱れは誤った選択を誘引してしまいます。    

    
    
【結論】  

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だからこそ「記録」が大切。    
客観的事実を中心に記録するのですが    

取り巻く環境、コンディション、感情の起伏、考えた経緯、も備考として記録してみよ

うかなと考えています。