人生100年時代の資産形成について考える

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「人生100年時代」のライフスタイルの可能性を追い求めています。

配当戦略のもっとも大切なポイント

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いつも株式投資の対象を選ぶのに配当利回りで目移りして悩んでいませんか?

この記事で紹介する『配当戦略のもっとも大切なポイント』を読むと、簡単に判断する

ことができるようになります。

なぜなら、私が実際に経験して、痛い目にあい、学んだ手法の基本だからです。

今後は、配当利回りで悩むことは一切なく、投資戦略を実行することができます。

 

 

配当戦略のもっとも大切なポイント

 

結論から言います。

配当銘柄への投資で受取配当金を増やしたいのであれば、大切なのは配当利回りではな

保有株式数です。

とてもシンプルに計算できます。「受取配当金=配当金額×株式数」です。

整理するためにおさらいしていきましょう。

 

【配当】

配当とは、企業が株主に利益を分配することをいい、株主が保有する株数に比例して分

配されます。

通常は決算時に分配されますが、特別大きな利益がある年や会社の記念の年には、

特別配当、記念配当といったように通常の配当に上乗せ、または区別して分配されるこ

とがあります。

配当は必ず行われるものではなく、赤字のときや企業の方針によって行われないことも

あります。

 

【配当政策】

配当を中断していた企業が配当を復活させることを復配、また配当を増やすことを増配

といいます。

復配や増配のニュースは、一般的に株主や株価にもプラスに作用する可能性がありま

す。

一方、配当を減らすことを減配、配当を出さないことを無配といいます。

減配や無配転落のニュースは、株価にとってマイナスに作用する可能性があります。

 

配当利回り

株価に対する年間配当金の割合を示す指標

配当利回りとは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができる

かを示す数値です。

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100

つまり、配当金額が同じで購入株価が高いと配当利回りは下がり、購入株価が低いと配

当利回りは上がります。

また、購入株価が同じで配当金額が大きいと配当利回りは上がり、配当金額が小さいと

配当利回りは下がります。

つまり、配当は確約されたものではないということです。

そして、配当利回りは、あくまでも指標です。パッと見て分かりやすくした指標です。

配当戦略をとるのであれば、中身の吟味は、とても大切です。

 


配当戦略の注意点

 

まず、どれだけ配当利回りの高さを追求し続けても減配・無配になればポートフォリオ

の利回りは維持できないのです。

表示されている配当利回りはあくまでも、その時点での株価に対する、配当金の予想の

割合です。

配当金は、事業環境、決算内容によっては変動する可能性もあることを肝に銘じましょ

う。

 

また、できるだけ配当利回りを高めようとして、株価下落を待ち続けていつまでも参戦

できないというのも機会損失というリスクです。

株価が下落するのを待つ、つまりマーケットタイミングを読むというのは難しいです。

 


実体験から

 

私も2019年から株式投資を始めて、まずサテライトで高配当銘柄を物色しました。

そして、実際にコロナショック前後に仕込んだ個別株式4銘柄は1社減配・2社無配とな

りました。

初心者の私にとって、出鼻をくじかれた格好ですが、良い勉強になりました。

私たち投資家にとって配当利回りは、重要なデータの一つです。

しかし、それだけを参考にして投資を行っていると大きなリスクになるということで

す。

例えば、あまり利益が出ていなくても配当を高くしておけば、配当利回りを上げること

ができます。

また、事業環境、決算不振で株価が下がったときも配当利回りは上がります。

配当利回りが高くなるため、高配当銘柄に見えてしまいますが、リスクを見逃さないよ

うにしましょう。

 


配当戦略だからこそ総合的にチェック

 

2021/9末の時点においても、私が仕込みを決意した利回りはほど遠いです。

しかし、幸いなことに3銘柄については株価が大幅に上昇しました。

1銘柄は、かろうじて復配、株価もマイナスです。

ですから、銘柄を選ぶ際には配当利回りだけでなく、経営状態、事業の持続性、社会か

らの評価も重要なチェックポイントとなります。

良好な事業環境、好決算があってこその安定した高配当が期待できるからです。

配当戦略を行うのであれば、多角的な情報を参考にして安全に取引を行いましょう。

 


私の意見

 

配当戦略でポートフォリオを組んで、想定利回りから受取配当金を計算すると崩れま

す。

あくまでも、保有株式数を増やすために投下資金を増やす方法が健全です。

 

資産形成期の効率性という点では問題があるものの、配当金には補って余りある魅力が

あります。

また、配当戦略の正当性として、配当金は株価上昇の値上がり益よりも確実性が高いと

いうふうな考え方もあります。

コアとしては難しいですが、サテライトとしては私も取り組んでいきます。

あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!