「FinTech(フィンテック)という言葉を良く目にし耳にするようになりました。
今では私たちの生活から切り離せないほど日常のいたるところに浸透しています。
そんなFinTech(フィンテック)の便利さに隠れてしまっている危険性について考えてみ
ます。
FinTech(フィンテック)とは
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で
す。 金融サービスと情報技術を結びつけた、さまざまな革新的な動きのことをいいま
す。 FinTech(フィンテック)は2000年代前半から世界で使われ始め、徐々に日本でも
聞かれるようになりました。2007年のiPhone発売以降のスマートフォンの爆発的な普及
は、多くの人々が、インターネットにつながった高性能コンピューターを持つという状
況を実現しました。これがFinTech(フィンテック)が日常生活に深く浸透していく下地
になったということは間違いありません。
金融とICTとの組み合わせによって成り立っているFinTech(フィンテック)において、
現在では「ブロックチェーン」、「IoT」、「AI(人工知能)」、「API」、「生体認証」と
メリットとしては、スマホ決済や仮想通貨など新たな発想によるサービス創出、低コス
ト化、安全性などが挙げられます。
デメリットとしては、不正ログイン、キャッシュレスサービスの不正利用や、インター
ネットバンキングを悪用した事件などです。
そういったなかでも、近年ではキャッシュレス決済に注目が集まったこともあり、多く
の方にその存在が認知されています。
政府の推進事業も好調な2020年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、キャッシュレ
ス決済は一気に普及し定着しました。また、資金難に陥った飲食店やライブハウスを救
済する措置として、クラウドファンディングが注目を集めました。
これは、モノやサービスの創出だけでなく、企業の経営という領域でも活用されうると
いうことを示す動きになりました。
「貧テック」とは
興味深い記事がありましたのでご紹介します。
こうしたサービスは、金融サービスの利用に積極的ではなかった若者の間でも広まりつつある。
その一方で、従来なら倫理的な問題から登場しなかったサービスや、法律上はホワイトだが限りなくグレーなサービスが登場しているのも事実だ。
例えば、上記の給与ファクタリングサービスの中にはヤミ金まがいの悪徳業者も存在する。
リテラシーが低い層をターゲットにしたモラルの低いサービスが、フィンテックを装って登場しているのだ。
ここの部分が「貧テック」の問題の根幹ですね。
記事中に具体例として紹介されている【給与ファクタリング】【後払い・ツケ払い】は
上手に使えば利便性の高いサービスとなるのですが
貯蓄や計画的なお金の使い方などの金融リテラシーを身につける前、もしくは途中段階
の人が利便性を中心に捉えてしまうことが危険です。
私の意見
こういったサービスを誤った利用の仕方をしてしまうのは、資産形成に取り組んでいな
いからです。
目的にむけて目標を達成するための家計管理をしていれば防げると思います。
あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!