【2021.9.16.初投稿】【2021.10.23.更新】
「家計と資産形成の仕組み」をご存知ですか?
資産形成の初心者の方は必見です。ある程度の経験を積んだ中級者の方も、もう一度基
本を見直して足元を固めた資産形成に取組みましょう。
家計と資産形成の仕組みの基本
結論から言います。
家計(収入と支出)はフローであり、資産はストックです。
資産形成とは、「家計フローをどのように資産ストックに変えていくのか」です。
これが、家計と資産形成の仕組みです。
順番に説明します。
会計でのフローとストック
まず、「フローとストックとは何か」からですね。
会計では
フロー(flow)は、「一定期間の増減額」のこと
ストック(Stock)は、「一定時点の残高」のことです。
フローとストックは密接な関係性をもっています。
それは、「フローの分だけストックが増減する」という関係です。
インフロー(inflow)がアウトフロー(outflow)よりも多ければストックは増えます。
インフロー(inflow)がアウトフロー(outflow)よりも少なければストックは減りま
す。
「フローは原因、ストックは結果」と捉えることができます。
財務諸表でいえば、損益計算書がフローの財務諸表で、貸借対照表がストックの財務諸
表です。
この良く見る、良く聞く概念を家計、資産資産形成にもちろん応用できます。
家計でのフローとストック
まず、家計管理の基本を整理すると
フロー:収入(インフロー:inflow)、支出(アウトフロー:outflow)
ストック:資産
収入と支出がフローであり、資産がストックですね。
いくら年収が高くても、支出が多くては資産が増えません。
投資をしてお金がお金を増やすシステムを作りだすと効率よく資産を増やせます。
労働収入というフローは労働をやめてしまえば、収入が無くなります。
ストックは種類によっては自分が活動しなくても入り続ける収入にすることができま
す。
ストックを増やし、ストックで必要分のフローも作り出してしまうシステムができると
自分の活動は不要ということになります。
労働収入は主な収入源ですが、自分自身が必要な活動できることが前提になります。
つまり病気・怪我などの健康問題が起きれば、収入が断たれる可能性があるということ
です。
会社員は基本的には会社に出社し所定の時間仕事をすれば収入になります。
これは通勤・勤務を40年前後可能な健康状態を維持し続けることができるという条件の
上に成り立つものです。
逆に会社の経営体力が無くなるケースも充分にあり得ることです。
労働者と企業が健全であり続けることで成り立つ収入、それが労働収入です。
そういう意味では誰もが仕事を失い、労働収入がなくなる可能性はあります。
だからこそ、家計フローをどのように資産ストックに変えていくのかが重要になってき
ます。
この強みは私たちの健康問題には関係なく収入(インフロー:inflow)を生み出し続け
るというところです。
そのために、収入(インフロー:inflow)を増やす、支出(アウトフロー:outflow)をグッドシェイプして余剰資金を確保するのが資産形成の土台になります。
フローをストックに置き換えていくためです。
フローとストックのバランス
自分への投資は大切ですが、収入フローを増やすことに特化しすぎた場合
フローが良好でもストックがほとんどなければ、自分にふりかかったトラブル・アクシ
デントに対応できません。
また、資産からのフロー獲得に特化しすぎて、収入フローが疎かになった場合
ストックが多くてもフローが不調なので金融不安などの資産価値減少リスクに対応でき
ません。
自分の目標や生活環境をよく考えたバランスが大切です。
私の意見
人生100年時代の資産形成を考えると、フローとストックをバランスよく増やしてい
きたいですね。
また、その過程での学び・経験こそが大切な資産となるでしょう。
あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!