市場が強気一色になり相場がピークを打つ頃に頭の中を占めているのは何でしょうか?
人それぞれの環境・目的・スタイルがありますが、投資をしている以上は、リスク資産
に資金を投入していることは間違いのないことです。
絶好調、気分の良いときに、気は進みませんが、リスクについても目配りしましょう。
米国S&P500種が5日続落のなか、こういう記事がありましたのでご紹介します。
米株価の大幅上昇は過去のもの-S&P500種指数構成銘柄でも鮮明に
大幅な株高は過去のものだ。
S&P500種株価指数を終値ベースで見ると、1%を上回る上昇がなかったのは週末10日まで34営業日連続で、1年8カ月ぶりの長期に及んでいる。
強い下降圧力にさらされている銘柄は増え続け、
S&P500種構成銘柄のうち5月以降にピークから底値の下落率が10%以上となったのは半数余りに上っていることが、モルガン・スタンレーの集計データから分かる。
小型株の状況はもっと悪く、ラッセル2000種株価指数の場合、こうした10%以上の調整を既に記録した銘柄は全体の90%に達している。
米国では新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に相場に慎重な見方が増えており、
不安定な状態となっています。
一方、外国勢による日本株買いは、安倍晋三前首相の経済政策「アベノミクス」が注目
を集めた頃以来の高水準に膨らもうとしています。
こういう状況で、この先、このまま上がり続けるかどうかの見極めや、含み益をどうす
るかに頭を悩ませている方も多いと思います。
それはそれで、とても重要ですが、今のリスクを冷静に(プラス・マイナス両面から)
見積もっていますか?
常にリスク資産に資金を投入しているということを意識しておかないといけません。
調整・暴落がいつくるかは、わからないからです。
ではどれぐらいのリスクを見積もればよいのでしょうか?
単純に、上がったプラスと同等のマイナスを見込んでよいと思います。
そして、コロナショックのような暴落が来るかもしれない、長引くかもしれないという
心構えは必要です。
株価上昇と、積極的な買い増し分などで、保有資産のリスクが想定の許容度を超えてい
る可能性があります。
だからこそ、今の保有資産のリスクを見直してみてはどうでしょうか。
単純にいうなら、現時点のプラスをマイナスに反転させても大丈夫でしょうか?
その状態が10年間続いたとしても大丈夫ですか?
あくまでも、自分の人生・自分の資産です。資産形成を楽しみましょう!