人生100年時代の資産形成について考える

人生100年時代の資産形成について考える

「人生100年時代」のライフスタイルの可能性を追い求めています。

【重要】ポートフォリオの目的と組み方

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【2021.8.11.初投稿】【2021.10.22.更新】

 

ポートフォリオ」の組み方で悩んでいませんか?

「アセット・アロケーション」で資産クラスを決定して、次にいよいよ具体的な運用商

品の組み合わせを検討します。それが「ポートフォリオ」です。

この記事では、ポートフォリオの目的と組み方についてご説明します。

 

 

 

ポートフォリオの目的


資産運用では「長期視点」で臨むこと

市場の短期の上昇や下落に惑わされないことが大切です。

継続すること

そのためには、リスクに重点をおいて検討します。

悪いときに継続できるかがポイントです。

そのためには、リスクの把握と管理が重要です。

そこで分散投資」でリスクを回避したり補完します。

リスクを最小化しながらリターンを得るために、アセットアロケーションがあり、ポー

フォリオがあります。

アセットアロケーションポートフォリオを作ることで、リスクの目安を数字で確認で

きます。

つまり、ポートフォリオの目的はリスクを把握し管理することです。

資産形成に取り組み長期で継続するためにとても重要な部分です。

 

 

 

ポートフォリオの組み方

 

アセットアロケーションで資産割合は決めましたので、さらに各資産の内訳として個別

に運用商品を選びます。

資産クラスの内訳として個別の運用商品とはいっても株式でも、個別株式、投資信託

ETFとあります。

しかし分散投資」でリスク回避するのですから、基本的には、投資信託ETFを選択

すれば良いと思います。

次に迷うのが、「パッシブ運用」「アクティブ運用」かですよね。

「パッシブ運用」は、市場全体の動きと同様の投資成果を目指す運用手法で株式指数な

どをベンチマークとして運用を行っています。

「アクティブ運用」は、市場全体の動きにかかわらず利益を求める運用手法で、ファン

ドマネージャーが調査・選択してリターンの最大化を狙っています。

長期的に見た場合、パッシブ運用の方が、アクティブ運用の投資成果を上回っているこ

とが統計的に示されています。

ですので、基本的には「パッシブ運用」を選択しましょう。

個別株式については、さらに難易度が高くメインに据えるのは難しいですね。

興味をもち、投資の醍醐味として挑戦する場合は、コア・サテライト戦略としてサテラ

イトでの選択にしましょう。

 

 

 

3つのポイント

 

では、具体的にどういうふうに個別の運用商品を選ぶかということですが3つのポイン

トがあります。

同じ資産クラスの中で個別の運用商品を比較し検討しましょう。

具体的には、

  1. 運用成績
  2. コスト
  3. 純資産残高

順番にみていきます。

 

①運用成績:

3年や5年以上の期間で比較。トラッキングエラーも忘れずに確認。

 

②コスト:

販売手数料(買付時)」、「信託報酬(保有中)」、「信託財産留保額(売却時)」の確認。

 

③純資産残高:

純資産残高は投資信託規模安定した運用のためには30億円以上が必要。

 

 

証券会社のホームページや『目論見書』等で確認できます。

ファンドの特色、コンセプト、投資方針などの情報も得ることができます。

 

 

 

私の意見

 

長期的に資産形成に取り組むにあたり資金をどこに、どの程度、配分するかは議論百出

です。

特に、ポートフォリオについては、さまざまな手法が紹介されています。

「年代別のポートフォリオの組み方」「ライフステージ別のポートフォリオの組み方」

「有名投資家のポートフォリオ」などなど。

絶対的な正解というのはなくて、それぞれ特徴があり、良い点・悪い点もあるでしょ

う。

情報として、知識として、吸収するのはとても素晴らしいです。

しかし、あくまでも参考として受けとめましょう。

自分自身の資産形成です。

「目的の実現、目標の達成」に沿って、「リスク許容度」の範囲内での選択を心掛けま

しょう。