人生100年時代の資産形成について考える

人生100年時代の資産形成について考える

「人生100年時代」のライフスタイルの可能性を追い求めています。

十人十色の資産形成は・・・とても勉強になります。

皆さんの資産形成の目的は何ですか?

安定した、より豊かな生活を目指している方が多いのではないでしょうか。

一方で意外な人間性が垣間見えて驚くことも。

今日はそんなお話です。

 

 

ど素人だらけの確定拠出レポート情報交換会 in 私の職場

私の職場では、確定拠出年金のレポートが届きワイワイ賑わう時期がやってきました。

 

「ぜんぜん増えてない」「パスワードがわからない」という無頓着な微笑ましい若手

 

「まあまあだな」「平均よりはモチロン良いぜ」という成果自慢のミドル社員

 

「経済ニュースに敏感にならなきゃ」「仕組みを考えろよ。若い人は株にすればいいん

だよ」という、耳年増的なベテラン社員

 

フロア全員参加のド素人だらけの情報交換会が始まります。

そして、半年前とまったく同じやり取りを繰り広げ、一人また一人と業務に戻っていき

ます。

ほんとうに平和な職場だなあと感心しながらも、今年はドキッとした2つの展開があり

ました。

 

 

ドキッとした2つ

ドキッとした1つは

ミドルからベテランに差し掛かる男性社員のボソッとした一言でした。

みんなでワイワイ情報交換会の時には

「俺は元本保証の定期預金100%にしてる。減るのは絶対イヤ。」

というご意見で場をうならせました。

がしかし、それぞれの持ち場に帰ってしばらくすると

「先進国株式80%にしてるから2桁プラス。運用益非課税なんだから当然。」

とボソッとおっしゃいました。   

なぜ、噓を?

 

ドキッとした2つは

ミドルの屈託のない女性社員のいつになく語気の強い一言でした。

みんなでワイワイ情報交換会の時には

「ぜんぜん分からないんですよねー。減らなければいいかなー。」

というノンビリした感じでした。

がしかし、それぞれの持ち場に帰ってしばらくすると

「経済ニュースとか仕組みなんて、どうでもいいから何を選べばいいかだけ知りたいの

に。」いつになく語気の強い言い方でした。

なぜ、怒る?

 

 

十人十色の資産形成

このお二人がどうということではなく、思いも寄らない発想や普段の人となりからは想

像できない部分が表れるということです。

 

それぞれが生活環境も違えば、目標も違い、目標までの経路も違う。

当たり前のことですけれども、改めて痛感しました。

 

私の場合、例によってポジポジ病が発動寸前、手持ちのドル不足への悔恨、円安でのド

ル転に躊躇するような煩悩まみれの日常でしたから

結局、確定拠出年金のマッチング拠出のみが正常に作動してくれていることを再確認

し、つくづく仕組みづくりの偉大さに感心していました。

 

十人十色の資産形成は人間形成でもあるんだなあと己の未熟さに恥じ入った、秋の日で

した。